これは、空中に飛散したアスベストを吸入することで、肺がんなどを発症するというものです。しかも、吸入してもすぐに病気が発症するわけではなく、20年~40年の潜伏期間があります。これこそが、アスベストが「静かな時限爆弾」とも称される理由です。
アスベストの被害から身を守る手段は、アスベスト除去しかありません。平成7年4月1日の法改正にともない、労働安全衛生規制および特定化学物質障害予防規制において、アスベストの規制対象範囲が拡大し、1%を超えて含有するアスベスト製品までを対象とすることとなりました。